メンテナンス
こんにちは!
ギター講師の今野です!!
梅雨が明けましたね!
楽器弾きには嬉しいニュースです。笑
さて、僕は毎年
梅雨が明けたら、楽器のメンテナンスをする様にしています。

ギターは、大部分が木材で出来ています。
木材なので、湿度の影響を受けてしまいます。
特に大事なのは、ネックですね。
ギターを始めたばかりの方は、気にした事がないかもしれませんが
ネックも、湿度などの影響で、曲がります。
ギターの場合、【反る】と言いますね。
【順反り】(弦が張ってある方向にお辞儀する様に反る)と
【逆反り】(弦と反対側に向かって反る)があります。
(あとは、1弦側だけ反ったり、6弦側だけ反る様な【ねじれ】状態だったり
ハイフレット部分だけ反る【High起き】なんて症状も…
ここまでなってしまったら、工房にメンテナンスに出しましょう)
どちらも問題ですが、逆反りは音が出なくなったりするので、より問題じゃないかと思います。
ですが、逆反りは自分でも気がつきやすいです。
音がビビリ出したりしますので。
順反りだと、明らかに弾きづらくなるのですが
とりあえず音は出ますので、ギターを始めたばかりの方には気が付きにくかったりします。
そして、一般的に
乾燥してると逆反り、湿ってると順反りすると言いますね。
なので、梅雨に心配なのは、順反りです。
ギターのネックには、トラスロッドという金属のロッドが弓なりに仕込んであります。
その張りを調整する事で、ネックの反りの状態もある程度調整できます。
始めたばかりの方は、ご自身でやるのは心配だと思うので
なんか弾きづらくなったかなー?
なんて思ったら、一度楽器屋さんに持って行ってみてください。
相談に乗ってくれると思いますよ。
お店によっては、簡単な調整ならその場でやってくれるかもしれません^_^
ある程度、ギターに慣れてきた方は
ご自身の相棒のメンテナンスも、少しずつご自身で出来るようになると良いです。
ぜひトライしてみて下さい!
ロッド調整のコツは
【とにかく少しずつ回す】という事です。
ちょっと回すだけでも、案外ネックは動きますし
いきなりたくさん回すと
無理やりネックの木を曲げる事になります。
変なクセがついてしまうかもしれません。
あくまでも、慎重に。
ちなみに、今回はネックの件について書きましたが
始めたばかりの方だと、弦の交換もほとんどしない方が多いです。
恐らく、張り替えるものだという認識がないのだと思いますが
弾く頻度にもよりますが、1ヶ月程度使ったら、張り替えてあげて下さい。
早い人だと、毎週替える人もいるくらいです。
古い弦を使い続けるのも、弾きづらくなる原因ですよ。弦が錆びて、硬くなってきます。
楽器管理上も悪いですし、音も良くないです。
新しい弦に変えたら、よく弾いてあげて下さい。
そして、新品の音色や、柔らかさ(押さえ心地)をよく確かめて下さい。
それを基準に、弾きづらくなったら、張り替えましょう。
何より、新品は気分が良いですから^_^
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